最近、街中にストレッチのお店が増えてきましたね。
マッサージに並ぶ新たなリラクゼーション業態として定着してきた感があります。
ストレッチ専門店というものが、どんな事をしているのか知りたくて施術を受けたことがあります。

私は股関節・肩甲骨周辺の可動域が比較的大きいので、施術を受けていてもあまり大きな反応を見せませんでした。
すると施術者が不安に駆られたのかどんどん強引にストレッチするようになりました。
私が「痛い、痛い」と言うと、とても満足そうにしていました。
とにかく全身のありとあらゆる筋肉を伸ばそうとして、硬い箇所を見つけたら喜び勇んで伸ばしてくれました。
施術者の脳内に『ストレッチ=善、筋の硬さ=悪』という図式が出来上がっているのでしょう。
またお客様にも『ストレッチ=善、筋の硬さ=悪』という考えを教え込んでいるように感じました。

お客側としては完全受け身で「何もしなくて良い」という気楽さに合わせて、ストレッチの健康効果が手に入る、という一石二鳥の感覚が受けているのかなと感じました。

ただし、何でもかんでも筋肉がストレッチされれば善=健康かと言われるとそうではありません。

日本には古来より「良薬口に苦し」という言葉があるように、苦しみや痛みの果てに価値あるものが手に入るという思考回路があるように思います。

ただし、その苦しみや痛みが本当に良薬なのか、ただの苦い泥団子のようなものなのかは判断する必要があります。

良いと思って受けていたストレッチが、ただ身体を痛めつけて酷使して怪我や病気に繋がることもあります。

私は良し悪しの判断基準としてストレッチの施術後に「歩きやすくなっているかどうか」を評価することをオススメします。
もし、ストレッチの施術後に歩き辛く、ぎこちなくなったように感じたらその施術は泥団子の可能性が高いでしょう。
反面、そのストレッチに痛みが伴ってもその後歩きやすくなっていたらその施術は薬の可能性が高いでしょう。

弊社では施術やレッスンの前後で繰り返し何度も「歩行動作」の感覚の違いを確認してもらうのはその為です。

また、上記の判断基準はストレッチだけでなく、マッサージやトレーニング全般においても同様です。

 

カテゴリー: 身体ケア