広背筋が走りを変える

ロコムーブは広背筋の左右交互の活動サイクルを走りに取り入れることで、走りの潜在能力を引きだす技術です。

それでは、その広背筋の左右交互の活動サイクルを取り入れた走りのフォームとはどのようなものなのでしょうか?動画で御覧ください。

その動きを連続写真にしました。

このフォームによって何が変わるのでしょうか?

 

走りのパフォーマンスが上がる

広背筋の活動は遊脚側の股関節伸展筋群のストレッチし、股関節伸展のパワーを高めます。かつ、遊脚側の股関節の内旋を促して身体重心の前進のモーメントを高めます。

 

ケガしにくい走りになる

広背筋の活動は遊脚側の骨盤の位置を高め、膝関節が屈曲位での着地を防ぎ、それによって膝の負担を軽減します。さらに、脊椎と骨盤の連動した回旋を促し、腰椎の捻じれのストレスによる腰すべり症を防ぎます。

 

広背筋とはなにか?

それでは、その広背筋とは何なのでしょうか?

広背筋とは背中にある左右一対で、背骨、骨盤、肋骨に付着している筋肉です。もう一方は上腕骨に付着しています。この筋肉を上腕骨が動きにくい状態で活動させると2つの効果が得られます。

①脊椎と骨盤が連動して回旋するツイスト効果:広背筋の活動によって、脊椎と骨盤が連動して回旋するのがツイスト効果です。この効果によって遊脚側の胸郭が前に出て身体重心が前進します。すなわち前進のパワーになるのです。

 

②骨盤を引き上げるクレーン効果:広背筋の活動によって、遊脚側の骨盤が引き上げられるのがクレーン効果です。この効果によって遊脚側の股関節伸展筋群がストレッチされ、股関節伸展筋群が活動した時の効果を高めます。すなわち、股関節が伸展して身体を前進させるパワーを高めます。

 

走りが変わる運動学習プログラム

走り方を変えるのは簡単ではありません。今までの経験から自分の走り方が染みついています。理屈で分かっても、実際その通りに走ろうと思ってできるものでもありません。それだけ、走行フォームというものは複雑な筋肉と関節の連動によってできているものなのです。そこで、体の動かし方を刷り込んでいくためのトレーニングがあります。

動画もありますので、是非やってみて下さい。

基本種目1:フェニックス

背中には骨盤から腕まで伸びる広背筋という大きな筋肉があります。ロコムーブ・ウォークではその広背筋を活動させ、骨盤を上に引き上げます。そして骨格が地面に対して垂直に配置されるようにするのです。

フェニックスはその広背筋の活動を引き出すための運動学習トレーニングです。

基本種目2: カンガルー

椅子に座る生活は座面に圧迫される裏ももの筋肉がこりやすいものです。裏ももの筋肉は骨盤に付いていて、こると骨盤を下に引き下げてしまいます。ロコムーブ・ウォークでは骨盤を引き上げなくてはならなりません。裏もものこりは大敵なのです。

カンガルーは裏ももの柔軟性を高めます。さらに、広背筋の活動で骨盤をさらに引き上げます。

基本種目3: チーター

骨盤は内臓の重みをいつも受け止めています。なので骨盤引き上げようにも内臓の重みで、引き上げられません。それでは、思い切って前傾してしまって胴体を横向きにしてしまったらどうでしょう。骨盤は内臓の重さから開放されて自由に動くようになります。

チーターはその姿勢から広背筋を活動させて自由になった骨盤を引き上げることで骨盤の引き上げを強く体感するトレーニングです。

動画を見ながら是非体を動かしてみて下さい。沢山する必要はありません。数回で十分です。なるべく動画の動きを正確に再現するようにしてください。

そして、その後歩いてみて下さい。もし、歩いている時の重心位置が高くなっていると感じられたら、運動学習が進んだということです。

 

本格的にやるなら指導を受けよう(ベーシック・コース/アドバンス・コース)

ロコムーブの運動学習はそれぞれの種目の動きを正確に再現する必要があります。独学でもできるのですが、自分の各関節の角度は分からないものです。

本格的な運動学習をするのであれば、東京港区三田のロコムーブ施設で指導を受けながらロコムーブを身に着けてください。

特にこのような場合には、指導を受けられることをおすすめします。コース別料金プランはこちら

 

◯怪我の経験があるがスポーツのパフォーマンスを高めたい

◯怪我でそこを庇うような動作になってしまう

◯明確な目標のためにパフォーマンスを高めたい

◯ロコムーブをやってみたが自分の動きが正しいのかどうか分からない

 

ベーシック/アドバンス・コースを受けられた方の声

走りのためにロコムーブのベーシック・コース、アドバンス・コースを受けられた方からの声です。

 

これからの陸上競技人生に大いなる希望を抱くことができるとの思いを強くしました

私は、生涯スポーツとして陸上競技を続けてきました。しかし、近年、けがが多くなり、パフォーマンスの低下も顕著になってきました。ロコムーブに行くようになって、けがはほぼ根治してけがの予防もできるようになり、今までと異次元の走りの習得によりパフォーマンスも徐々に上がってきました。ロコムーブのエクササイズを行うことによりけがの心配はほとんどなくなりましたので、ロコムーブの理論に基づく効率的な走りをさらに進化させていきたいと思います。また、ロコムーブは、アンチエージング効果も期待できますので、できる限り健康寿命を延ばし、マスターズ(ベテランズ)陸上を70歳、80歳、90歳と末永く楽しんでいきたいと思います。

町田さん(60代/経営コンサルタント)

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姿勢が劇的に変わりました。東京マラソンを無事に完走することができました。

幼少期から姿勢が悪いと言われており、ずっと姿勢を直したいと思っていました。一昨年、初めて申し込んだ東京マラソンに運良く当選してしまい、初めてのフルマ
ラソンに向けて、完走できる体作りをしたいと思いました。まずは、姿勢が劇的に変わりました。「あれ、背伸びた?」と聞かれることもあるくらいです笑。さらに、ロコムーブで歩き方や走り方を学ぶことで、東京マラソンを無事に完走することができました。

田島寛之さん(弁護士 たじま法律事務所)

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