最近、健康系のテレビでも整体等でも「骨盤」という部位がクローズアップされて久しいですね。
確かに上半身も下半身も骨盤に密集するように筋肉が走行しているので、骨盤の位置と角度が1mm・1°変わるだけで全身の動作に大きな影響を与えるので大変重要な部位と言えます。

しかし【骨盤】では捉え方が大きすぎて、意識がボヤケてしまいます。


骨盤は腸骨・仙骨・恥骨・坐骨等様々な部位で構成されています。
ロコムーブでは骨盤の中でも坐骨にポイントを持つことをオススメします。

坐骨にはハムストリングスや内転筋といった筋肉が付着していて、デスクワーク等で椅子に座っていると常に座面から圧迫を受けて硬くなりやすい部位でもあります。

硬くなったハムストリングスや不良姿勢の影響で坐骨は下がりやすくなっています。
しかも、下がり落ちた坐骨のままでも歩けたり生活できてしまうので、自覚症状が無いのが厄介と言えます。

レッスンでは、徹底して坐骨のポジショニングの習得を目指します。
坐骨の感覚と意識が芽生えると肩甲帯や胸椎、股関節の可動域が劇的に拡大します。
坐骨は大臀筋や皮下脂肪に覆われて感覚が鈍りやすいですが、十分芽生えさせる価値はあります。

 

カテゴリー: 身体操作論