おかげさまで多くの雑誌、書籍等でロコムーブのことを取り上げて頂く機会が増えました。

そのような中、読者の方から下記のようなご質問を多く頂きます。
「ロコムーブは反り腰で行うのですか?」
結論から申しますとロコムーブは反り腰で行わないようにしてください。
反り腰になってしまうと、腰痛が発生してしまうリスクが高まりますのでご注意ください。
もう少し具体的に申しますとロコムーブでは、腰ではなく背中のアーチを求めます。
腰と背中の違いをご理解頂くために、背骨について解剖学的な解説をさせて頂きます。
背骨は1本の棒ではなく、4つの役割に分かれています。
頭に近い部位から頚椎(首)→胸椎(背中)→腰椎(腰)→仙椎(お尻)となります。
皆さんも日常生活で知らず知らずの内に背骨を上記( )内の表現を用いて使い分けている思います。

反り腰とは腰椎のアーチを強調することを意味します。
ロコムーブでは腰椎ではなく胸椎のアーチを求めます。
これが腰ではなく背中にアーチをつくるという意味です。

しかし、この胸椎は肋骨と直接繋がっており、さらに腕の重さもぶら下がり背骨の中でも最も硬くなりやすい部位と言えます。
さらに「反り腰は腰に良くないから」と腹筋運動をたくさん行い腰椎だけでなく胸椎や股関節の可動性を狭め、腰痛を悪化させてしまうケースも少なくありません。
そして、胸椎の可動性を求めるためには股関節の可動性も必要となります。
『首と腰』『背中とお尻』は連動します。
これら身体の各部位の連動性について理解できてくると、ロコムーブは一層効果的に楽しく取り組めます。
身体の連動性についてはまた改めて解説させて頂きます。

 

 

 

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