「ここが硬いんです…」
と切実に訴え、痛みに耐えてストレッチをしても一向に柔軟性が向上しない、と相談に来られる方は少なくありません。

もし、柔軟性を得るために一生懸命ストレッチしても効果が見られない場合、その拮抗筋の筋力が不足しているケースが多いです。
例えば、内転筋の可動域に制限がある場合、問題は内転筋の柔軟性の不足ではなく外転筋の筋力不足のケースが多々あるという意味です。
特に女性の柔軟性不足は筋力不足に起因していることがとても多い。
強いストレッチ感を伴わずとも、拮抗筋の筋力が向上することが柔軟性に大きな変化をもたらすことが可能です。

さらに言うと、ダンベルやバーベルを利用したウエイトトレーニグは筋を硬くしてしまうと忌避される方も多いですが、適切なフォームによる高負荷のトレーニングは劇的に可動域を拡大してくれます。

「柔軟性不足は筋力不足」という視点で多角的に『柔軟性』を捉えていきましょう。

カテゴリー: 考え方